遅延型アレルギー検査
保険適応の検査と自費診療の検査があります。まずはお気軽にご相談ください。
～あなたは食べ物で病気になっていませんか？～
食物アレルギーには次のようなものがあります。
lgE依存性過敏性アレルギー性反応（即時型）
ここではlgE抗体が中心的な役割を果たします。典型的なアレルギー反応は、誘発食物との接触から数秒～数時間の間に起こります。アレルギー性ぜんそく、口腔アレルギー症候群、アトピー性皮膚炎などの疾患では特異的lgE抗体の値が上昇します。
非lgE依存性過敏性アレルギー性反応（遅延型）
このタイプのアレルギー反応にはlgE以外の抗体lgA、lgG及び免疫複合体の形成が関与しています。ここで起こる症状の大部分と、食物反応性の物質との関係は認識されないことが多く、誤った診断（例：自閉症、多動性など）が下されてしまう可能性があります。起こった反応の持続性に応じて、反応時間には相当のばらつきがあります。
食物アレルギーと関係が疑われる疾患
- 皮膚
アトピー性皮膚炎、疱疹上皮膚炎、じんましん、慢性白斑、血管性浮腫、接触性皮膚炎 - 消化器系
便秘、慢性の下痢、口腔アレルギー症候群、セリアック病、腸疾患・結腸炎、過敏性腸症候群、好酸球性胃腸炎、呑気、腸の痛み、逆流性食道炎（GEDR）、消化性疾患 - 呼吸器系
鼻炎、慢性の鼻づまり、アレルギー性鼻炎、ぜんそく、慢性の咳、ハイナー症候群 - 尿路
遺尿 - 認知・心理
頭痛、偏頭痛、自閉症、不眠症、多動性障害、慢性疲労症候群、てんかん、ADHD、統合失調症 - その他
肥満、挙動変化、慢性中耳炎、漿液性中耳炎、静脈洞炎、メニエール症候群、アフタ性口内炎 - 筋骨格系
背中痛、線維筋痛、関節リウマチ
あなたは食べ物で病気になっていませんか？
「食べ物が体をつくる」ということわざは誰もが耳にしたことがあるはずです。しかし、単に健康的な食事だけでは健康な体を維持できないということはご存知ですか？食べ物によっては免疫システムが反応を起こす誘因となってしまい、健康な体にさえ負担を与え、それが長期にわたると多くの消耗性の疾患の原因となる可能性があるのです。
対処法は？
USバイオテック研究所は、あなたの食生活の中のどの食物が、あなたの体に害を与えている可能性があるかを知るお手伝いをいたします。
簡単な採血で採取した微量な血液を郵送していただいた後、ELISA法を用いて食物に対する特異的lgA、lgG抗体の上昇を特定します。lgGに加え、lgE抗体の値も検査したい場合には、医療機関での採血が必要です。
USバイオテック研究所は全自動のロボットによるELISA法を採用し、食物特異的抗体の正確で精密な検出を保証しています。
検査結果によっては、担当医の指導の下で試験的な食物除去プロトコルに狙いを絞ったアプローチを提供できる可能性があります。検査結果はあくまでも総合的な健康評価の一部にすぎません。治療に関する決断は、あなたの健康の全ての側面を考慮した上で、担当医と相談して行ってください。
USバイオテックの特徴
USバイオテック研究所は食物、吸入抗原、スパイス、ハーブに対する血清lgA、lgE、lgG抗体を特定、定量化するための新たな基準を設けました。最新の方法と厳しい品質管理を採用した最先端のELISA法（酵素免疫吸着測定法）は多くの臨床医に選ばれています。ご参考として、患者の方々にも分かり易いお食事の除去とローテーションのガイドブックをお付けいたします。
www.ambrosia-kk.comでは海外の体験談を日本語でご覧いただけます。ご紹介している体験談は、USバイオテック研究所の検査結果の正確性と妥当性に満足していただいた医療従事者の方々の許可を得て掲載しています。
USバイオテックの検査サービス
アレルギー検査
- 96スタンダード・フード・パネル（lgA/lgE/lgG）
- 64吸入抗原パネル（lgE）
- 16ミニ吸入抗原パネル（lgA/lgG）
- 24スパイス&24ハーブ・パネル（lgA/lgE/lgG）
- 96ベジタリアン・フード・パネル（lgA/lgE/lgG）
その他の血液検査
- カンジダ抗体&抗原パネル
- セリアック抗体パネル
尿検査
- 代謝プロファイル
- 環境汚染物質プロファイル
- 尿ステロイドホルモンプロファイル
多くの場合、反応の発現は急激なものであるため、誘発食物と症状との関連性は明確になりやすいといえます。
一方、非lgE依存正反応による症状の発現は多くの場合、抗原への暴露から数時間から数日後に起こります。このため、このような反応は遅延型過敏性反応とよばれます。遅延反応にはlgGやlgAなどの抗体や、抗原と抗体によって形成される免疫複合体が関係している可能性があります。抗原に対する免疫複合体の形成により、免疫システムによる除去のための標識が抗原に付けられることとなります。このようにして、潜在的に危険な炎症促進性・興奮性の生化学的反応が始まります。
遅延型反応による症状の認識には困難が伴うことがあります。それは、症状が軽度であったり慢性的なものであることが多く、体内のあらゆる部位または器官に発症するためです。
症状の発現が遅いため、症状と誘発食物との関連を見つけることも難しく、非lgE依存性の免疫反応が臨床的関連の面からは十分に正しく評価されないことが多くあります。
食物に対するlgGまたはlgA抗体に関連する健康状態の中で、すでに広く研究がおこなわれているセリアック病やグルテン過敏症との関係はよく知られています。例えば、小麦グリアジンにたいする血清lgAの選択的増加は、腸粘膜に影響がみられるセリアック病、クローン病、潰瘍性大腸炎、関節リウマチ、アトピー性皮膚炎、グルテン運動失調症、腎症、アルコール性/非アルコール性肝硬変など多くの疾患に見られます。食物特異性lgGは、過敏性大腸炎（IRB）、関節リウマチ、初期のアテローム性動脈硬化症、肥満、その他多くの疾患に関与しています。食物に対するこれらの反応の本質は、まだ完全に明かされていません。しかし、これら多種多様な健康状態には、遺伝的感受性や免疫調節異常が共通して関わっている可能性があります。